はじめに
隈研吾 歩みと主な建築物
第1章 動物好きから建築好きへ
はじめて出会った建築家
教会と「ぼろい家」
ものすごい高さの衝撃
建築の「追っかけ」になる
家族の設計会議
高さの時代-1964年
食べ物と建築家
建築家と蝶ネクタイ
父の社会訓練
第2章 人間を知らないと、建築は作れない
キャラの濃い神父さんばかりの学校
3日間誰とも話さない強烈な「黙想」体験
「建築を作る」という最大の罪
期待を裏切られた大阪万博
アフリカへの夢
建築と学園闘争の関係
建築の奥にひそむ社会問題
日本の高度成長を支えたnLDK住宅
人間を知り、建築を知る
偉大な先生との出会い-在来木造と建築保存
第3章 夢のアフリカ旅行が教えてくれたこと
変わり者の先生と誰もいない研究室
アフリカへ行きたい
行くまでの準備で学んだ「大人」との喋り方
アフリカで学んだ「人を信じる」こと
建築家をそばで見る大切さ
「大人」の勉強をした6年間
第4章 アメリカ留学で気付いた日本の魅力
時代の変わり目のニューヨークで学ぶ
建築界の神様達の人間らしさ
直接会ってみないとわからない
アパートに敷いた2枚の畳
日本の伝統建築の再発見
第5章 はじめての建築-“脱衣所”みたいな「伊豆の家」
スタートに出遅れたことが役に立った
はじめての建築-脱衣所みたいな家って?
建築は芸術か
脱衣所を現代の茶室に
第6章 予算ゼロの建築-「石の美術館」
「仕事がない」ことこそ大切
建築家は長距離走者
予算ゼロの建築依頼
エンジニアとのチームワーク
恥をかくことは挑戦の第一歩
第7章 日本の田舎から世界の田舎へ-中国の「竹の家」
中国への初挑戦
建築は「流れる」もの
現場で浮かんだ「竹の長城」のイメージ
熱意に応えれば、何倍にもなる
短所も大事な個性のひとつ
第8章 ハコの先の建築を探して
「小さい」事務所から「大きい」事務所へ
キャラ立ちした建築って?
いい建築は、まわりの人に愛されてこそ
建築家とは待てる人
新たな時代の「低い」国立競技場
世界へ飛び出すおもしろさ
「小さな仕事」をやり続ける
「傘」で挑んだ新たな時代の家
おわりに-コロナ禍は建築家にとって大きなチャンス
写真・図版 出典